屋上庭園　House in Miyama

環境が厳しいので育つ植物は限
られているようです。
最初から生き残っているのは芝
生とローズマリーとナデシコ。
また、風や鳥がいろんな植物の
種を運んできてくれます。
いつの間にかミミズやカタツムリ
なども見られるようになりました。

今年は雨が多かったせいなのか、
肥料を２週間に一回あげていたせ
いなのか、芝生の発育が異常な位
良いです。
去年は目立っていたバーベナが
すっかり埋もれてしまっています。
ユリ・ムラサキツメクサ・萩の一種
・ねじ花が至る所で育っています。
自然に生えてきた種類は強いです。

■屋上庭園の設計・施工
灌水シートとロックファイバーマットの上に芝生を敷き込んだ厚さ１０ｃｍ程度の
屋上庭園です。
私たち２人で設計施工しました。　どなたでも簡単に造れます。
木デッキも含め約１０万円(２千円／㎡）　　施工は２日間で完成しました。
防水はセメント結晶増殖剤（ザイペックス）を塗布しています。

自然に生えたユリがこんなにもた
くさん咲きました。
テッポウユリあるいはシンテッポウ
ユリと思われます。
３年前１本生えてきたものが、その
こぼれ種で去年は３本程、今年は
２０本程と増えました。
近づくと、ほのかに甘い香りが漂っ
ています。

４年目の今年、さらに増えました。
あまりにもたくさんなので、本数を
数えることを断念しました。
少なくとも百本は生えてそうです。
１階通り庭（中庭）を歩くと、百合の
香りが漂ってきます。

近所で同じこの百合が生えている
お家は３０ｍくらい離れた所の２、３
軒のみで、わが家ほどたくさん生え
いないようです。
そのお家の前の道路脇からも、生
えてきていました。見かけによらず
かなり環境に強い植物のようです。

わが家の屋上はこの百合が好む
土や保水状態にあるのでしょうか？
この調子で増え続けると、来年は
屋上の半分以上が百合で覆われ
そうです。

５年目もさらに増え、道路側（西側）
の方に繁殖しつつあります。
とうとう屋根の半分が百合に覆われ
てしまいました。
ものすごい生命力です。

２年前、ご近所にさしあげた種が、
ようやく今年花を咲かせたので、種
から開花まで２年かかることが判明
しました。

●今まで、テッポウユリなのか否か？
と謎のままでしたが、
「高砂百合」別名「細葉鉄砲百合」
だったと判明しました！！
学名 Lilium formosanum （高砂百合）Liliumはギリシャ語の「leirion（白色）」が語源
formosanは「台湾の」という意味です。

台湾でしたか・・・暑いところで自生す
る百合ならではの繁殖力です。
ざっと本数を数えたところ３００本位
ありました。

６年目、去年より道路側の方に百合が
増えているのがわかります。
もう、数えたくないくらいたくさんです。
まだつぼみの状態のものがほとんどですが、
１週間もすると一面満開になることでしょう。

今年は外壁のクリーニングを開花の時期
にしたので、足場が写っています。
手すりのように見えているのが足場です。

ご近所に咲いた百合は高さ２．５ｍ位
伸びました。つぼみも数個以上ついてます。
我が家の百合達は３０ｃｍ～１ｍ位で、
つぼみは一本につきだいたい一個です。
土の深さと風の抵抗、栄養分の差による
ものなのでしょうか。

増殖しているのは他に青ジソと苺。
夏の屋上はとてもにぎやかです。

１８９８年以来最高に暑い夏となった今年２０１０年の
屋上は草原？と化しました。
何故ならば、４年間全く手入れをしなかったからです。
お馴染みの百合は小さく５０本弱しか生えていません。
その代わり雑草がザワワ・ザワワと覆っています。
稲科の雑草は長いものでは１ｍくらい伸びました。
利点を探すならば、百合より光を遮る葉の面積が大き
く拡散反射が多いので、断熱効果が高そうなこと。
連日晴天で最高気温は３３～３４℃。雨は３～４回降っ
たかどうか。雑草が枯れないように毎晩散水。
雑草に水やりなんてとても可笑しいですね。

通り庭に掛ける農業用遮光シートをより幅広かつり長い
ものに変えました。

通り庭気温　　　　　　　　　：３３℃
屋上　コンクリートの上　　　：５０℃以上計測不能
屋上　芝生の上　　　　　　　：４４℃
屋上　ネズミムギの根元　　：４０℃

●屋上に生えている雑草
ネズミムギ　ケアリタソウ　セイタカアワガチソウ
ハルジオン　オヒシバ　　コメヒシバ　アキメヒシバ　
スズメノヒエ　イヌムギ　オオアレチノギク

●以前から生えていた植物
細葉鉄砲百合　萩の一種　ニラ　ワイルドベリー

晴天　気温:：３３℃
２階室温　　：３１℃　
１階室温　　：３０℃
地下室温　：２６℃

２階エアコン稼働時
２階室温　　：３０℃
１階室温　　：２９℃
地下室温　：２５℃